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U:盛衰  39

U:@運          5

 沢山の中から 白羽の矢が立つ(しらはのやがたつ) 特別に 選び出されること

 出来る事は全てやり 運は天にあり(うんはてんにあり) 神様だけが 知ることだ

◎チャンスとは 縁と浮き世は末を待て(えんとうきよはすえをまて) 追えば逃げるが 待てば 来るもの

 待ちに待った 干天の慈雨(かんてんのじう) 救いの神が現れて 期待が叶う

 珍しい物は 価値が出る 奇貨置くべし(きかおくべし) 縁があるなら 獲得を
 
U:A勢い        15

 運回り 有卦に入る(うけにいる) 良い事続き 無卦にいるとは 悪運回り

 恵まれて 得手に帆を上ぐ(えてにほをあぐ) 得意分野の チャンスに 勇躍して臨む

 強い者が 味方を得て 鬼に金棒(おににかなぼう) 更に 強く なっていく様

 流れに 乗っている時  流れに棹さす(ながれにさおさす) さらに勢いが 良くなる 

 順調な時は  追いて帆を上げる(おいてほをあげる) しっかり働いて 加速することだ

 初めは ゆっくり追い 駆け馬に鞭(かけうまにむち)  走り出したら 鞭で加速を 

 走り出したら 止まらない 騎虎の勢い(きこのいきおい) 勢いのまま 成るがまま

 朝日が 昇るように 旭日昇天の勢い(きょくじつしょうてんのいきおい) 勢いあること

 錦上に花を添える(きんじょうにはなをそえる) 立派な物に 更に美しい 飾りを付ける

 勢いが強く 飛ぶ鳥を落とす(とぶとりをおとす) 気力 威力が充実している

 強い者が 更に強くなるような 事が起きること  虎に翼(とらにつばさ) 

 何かをする時に  渡りに船(わたりにふね) 好都合な事が 起きて来ること

 何の努力も しないで  棚から牡丹餅(たなからぼたもち) 思いも寄らぬ 好運が

 都合の 良い事が 重なって  鴨が葱を背負って来る(かもがねぎをしょってくる) 益々良くなる

 若いとことは 後世畏るべし(こうせいおそるべし) 伸びる事の出来る 大きな要素      

 未だ若く 春秋に富む(しゅんじゅうにとむ) 将来性が十分にある 人を言う   
 
U:B落ち目        15

 一方が 得すれば 猫が肥えれば鰹節が痩せる(ねこがこえればかつおぶしがやせる) 片方は損

 春の日の出は ゆっくりと 秋の日は釣瓶落とし(あきのひはつるべおとし) 落ち時は早い

 空腹では 腹が減っては戦が出来ぬ(はらがへってはいくさができぬ) 良い仕事は 出来ないもの

 優れた人も 昔千里も今一里(むかしせんりもいまいちり) 時が過ぎ 力弱まる

 絶好調の人が 尾羽打ち枯らす(おはうちからす)  みじめで悲惨な 状態となる

 水に濡れて 幽霊の浜風(ゆうれいのはまかぜ) ぐったりとして 元気が無い 様子を

 悲しみ 癒えず 痛む上に塩を塗る(いたむうえにしおをぬる) 次の災難が 起って来る 

 悪いことは 一難去ってまた一難(いちなんさってまたいちなん) 悪いことは 次から次ぎへと

 困った時に 泣き面に蜂(なきっつらにはち) 更に困った事が 重なって 起きること

 苦しい時ほど 弱り目に祟り目(よわりめにたたりめ) 災難は 重なってくるものだ

 絶好調は 驕る平家は久からず(おごるへいけはひさしからず) 永遠に続くはずがない 

 頂点に達すれば 月満つれば即ちかく(つきみつればすなわちかく) やがて 衰えていく

 元気なく 青菜に塩(あおなにしお)  うなだれて 覇気がなく しぼんでしまっている

 苦手な物に出会い 蛞蝓に塩(なめくじにしお) 縮こまっては 元気が無くなる

 盛んなものは 物盛んなれば即ち衰う(ものさかんなればすなわちおとろう) 衰えてくる

 
U:C病         4

 健康は 続かない 人は病の器(ひとはやまいのうつわ) 病になるやも 知れぬ

 病気の者も 辛いが 病む身より見る目(やむみよりみるめ) 看病するのも辛い

 健康な人も  四十がったり(しじゅうがったり) 四十歳を過ぎると 衰えてくる

 病人は 気落ちするのが 当然のこと 一に看病二に薬(いちにかんびょうににくすり)