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A:V交わり     65

V:@恋愛(男と女)     16

 出会いの時 縁の目には霧が降る(えんのめにはきりがふる) 全てのことが 良く見えるもの 

 恋に無中で だまされて 秋の鹿は 笛に寄る(あきのしかはふえによる)  回りが見えず 

 恋愛は 恋に上下の隔てなし(こいにじょうげのへだてなし) 身分も 年も 貧富も関係なくなる 

 恋をしている者は 何をするか分からない 恋は思案の外(こいはしあんのほか)     

 恋の病とは 四百四病の外(しひゃくしびょうのほか) 人が患う 病とは別     

◎好いた腫れたの 色は思案の外(いろはしあんのほか) 計算ずくでは どうにも成らぬ  

 男と女 合わぬ蓋あれば合う蓋あり(あわぬふたあればあうふたあり)  似合いの カップルとなる 

 男女の出会いは 縁は異なもの味なもの(えんはいなものあじなもの)  不思議な 巡りあわせで

 男は情熱 男は度胸 女は愛嬌(おとこはどきょうおんなはあいきょう)  女は可愛く     

 口説くは 押しが一番 一押し二金三男(ひとおしにかねさんおとこ)  金は二の次だ  

 男女の仲は 思うに別れて思わぬに添う(おもうにわかれておもわぬにそう) ままには成らぬもの 

 愛いがさめ 可愛さ余って憎さ百倍(かわいさあまってにくさひゃくばい)  憎しみ だけが育ちゆく 

 情薄く・冷たく・無口 木仏・金仏・石仏(きぶつかなぶついしぼとけ) 無粋なやから(輩) 

 騒がずに  鳴かぬ蛍が身を焦がす(なかぬほたるがみをこがす) 心の中で 耐える思いを

 自分の思い 磯の鮑の片思い(いそのあわびのかたおもい) 通じるものと思い込む   

 縁あれば  遠くて近きは男女の仲(とおくてちかきはだんじょのなか) きっかけあれば 近き者

 松に鶴  梅に鶯(うめにうぐいす) 紅葉に鹿と お似合いは 男女の仲も  
 
V:A男        5

 落ちぶれているが 鶯泣かせたこともある(うぐいすなかせたこともある) 昔は もてていた夢を

 女性への思いは 男心と秋の空(おとこごころとあきのそら)  変わる天気と同じ  

◎一人では 男やもめに蛆がわき(おとこやもめにうじがわき)  女房無しでは 気力も失せる 

 女からの誘いを 断ることは  据え膳食わぬは男の恥(すえぜんくわぬはおとこのはじ)    

 他人に 頼らず 自分でやれと 小糠三合あったら婿に行くな(こぬかさんごうあったらむこにいくな) 
 
V:B女        8

◎夏が過ぎ いらなくなれば 秋の扇(あきのおうぎ) どんな美女でも 忘れられる 

 女の気持ちは 女心と秋の空 (おんなごころとあきのそら)  何時 変わるか 分からない 

 似たもので  いずれ菖蒲か杜若(いずれしょうぶかかきつばた) その美しさは いずれ劣らぬ

 色白は 欠点 隠してくれるものも  色の白いは七難隠す(いろのしろいはしちなんかくす) 

 花のように 美しく 解語の花(かいごのはな) 物事を 理解出来る美人

 美人を 立てば杓薬座れば牡丹(たてばしゃくやくすわればぼたん) 歩く姿は 百合の花

 柳のように 弱く  蒲柳の質(ほりゅうのしつ) 生まれつき 病弱なこと

 去り跡へは行くとも死に跡へは行くな(さりあとへはゆくともしにあとへはゆくな) 死別の 家には嫁ぐな
 
V:C人の交わり       16

 船は帆でもつ帆は舟でもつ(ふねはほでもつほはふねでもつ) 無くては ならぬ間柄

 小さな力が 集まって 滴り積もりて淵となる(したたりつもりてふちとなる) 流れとなる

 お互いに 舟は帆任せ帆は風任せ(ふねはほまかせほはかぜまかせ) 助け合い 成り行き次第

 友情は 金石の交わり(きんせきのまじわり) 金や石 のように 変わらない

 金でも切れない 断金の交わり(だんきんのまじわり) 固い友情を 互いが持つ    

 おい お前の 爾汝の交わり(なんじょなんじのまじわり) なんじと読んで  親しい仲 

 年の差を気にしないで 忘年の交わり(ぼうねんのまじわり) 親しく交われる友    

 いつの世も  測り難きは人心(はかりがたきはひとごころ) 変わりやすくて あてにはならぬ

 頼りになるは 遠い親戚より近くの他人(とおいしんせきよりちかくのたにん) 近くの友   

 正しきを 善を責むるは朋友の道なり(ぜんをせむるはほうゆうのみちなり) 互いに求めあう 

◎互いの心が通い合う 莫逆の友(ばくぎゃくのとも) 親密な 無二の親友  

 身分・貧富の差を超えた 忘形の交わり(ぼうけいのまじわり) 親しい間柄を  

 親の忠告無視しては 親擦れより友擦れ(おやずれよりともずれ) 友の言いなりに  

 友人も お金が絡めば  昨日の友は今日の敵(きのうのともはきょうのてき) すぐ変心

 ちょっとした  半面の識(はんめんのしき) ほんの少し 顔を知る程度の 間柄

 些細な 出会いであっても 袖すり合うも他生の縁(そですりあうもたしょうのえん) 大切にする
 
V:D同類仲間・     12

 人は 付き合う 相手で 朱に交われば赤くなる(しゅにまじわればあかくなる) 影響受ける

 互いに求めて 同気相求む(どうきあいもとむ) 気の合った者が 自然と集まる  

 同類は同じ所に 目の寄る所へは玉も寄る(めのよるところへはたまもよる) 集まるを   

◎同じような 類は友を呼ぶ(るいはともをよぶ) 考えや趣味の人は集まってくる  

 小さくて頼りない者でも 目高も魚のうち(めだかもうおのうち) 仲間のうちだと  

 旅には友が 旅は道連れ世は情け(たびはみちづれよはなさけ) 人生は 人の情けが  

 同じ立場の者同士は 武士は相身互い(ぶしはあいみたがい) 互いに助け合う  

 同じ悩みを 同病相憐れむ(どうびょうあいあわれむ) 持つ者は 互いに助け合う

 お互いに 心をさらけ出して 心腹の友(しんぷくのとも) 付き合える親友

 外見は 違っても  一つ穴の狢(ひとつあなのむじな) 共謀している 仲間達

 悪は悪同士 低き所に水溜まる(ひくきところにみずたまる) 同じ種類が集まる     

 悪い奴等は  臭い物に蠅がたかる(くさいものにはえがたかる) 類をもって 集まりたがる
 
V:E相談       4

 凡人でも 三人居れば  三人寄れば文殊の知恵(さんにんよればもんじゅのちえ) 知恵も出る

◎人から 学ぶことが多い 三人行えば必ず我が師あり(さんにんおこなえばかならずわがしあり)    

 困った時は  物は相談(ものはそうだん) 一人で悩まずに 相談してみれば

 知らぬ仏より馴染みの鬼(しらぬほとけよりなじみのおに) 知らぬ人より 悪友に
 
V:F孤独        4

 独りぼっち  形影相弔う(けいえいあいとむらう) 自分の 影法師と 慰め合う

◎協力が 無ければ 孤掌鳴らし難し(こしょうならしがたし) 一人きりでは 何も出来ず

 世の中を 独楽の舞い倒れ(こまのまいたおれ) 一人相撲で 張り切っては 疲れ果てる

 困った時は  膝とも談合(ひざともだんごう) 誰かと 相談すれば 効果ある