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A:W家族     68

W:@夫婦        13

 親しい 間でも 夫婦別あり(ふうふべつあり) 遠慮や 礼儀は必要なこと 

◎夫婦は 張り付いたもので  合わせ物に離れ物(あわせものにはなれもの)  いつでもはがれる

 苦楽を共にした 夫婦でも のけば他人(のけばたにん) 離婚すれば他人だ 

 夫婦とは 牛連れ馬は馬連れ(うしはうしづれうまはうまづれ)  似たもの同士 連れ添うと  

 夫婦共 共に白髪の生えるまで(ともにしらがのはえるまで) 仲むつまじく 長生きすると

 かけがえのない 糟糠の妻(そうこうのつま) 苦しみを 共に 乗り越えて来た 

 育ちが違う夫婦は 釣り合わぬは不縁の元(つりあわぬはふえんのもと) 破局が来やすい 

 苦しくなると 家貧しくて良妻思う(いえまずしくてりょうさいおもう) 国は人を 求める

 直ぐに仲直る 夫婦喧嘩は犬も食わぬ(ふうふけんかはいぬもくわぬ) 意地の張り合いだけなのだ

 夫婦は二世(ふうふはにせ) 夫婦は この世だけでなく 子の世までも 続くもの

 嫁次第  悪妻は百年の不作(あくさいはひゃくねんのふさく)  子の代までも 続くもの

 やり繰りする 姉女房は身代の薬(あねにょうぼうはしんだいのくすり)  夫 家を 盛り立てる 

 切るに 切れない 悪縁は契り深し(あくえんちぎりふかし) 共に育てた 縁なればこそ   
 
W:A子と親

*親から子*      18

 善し悪しにつけ 親の因果が子を報う(おやのいんががこをむくう)  親の行い子に戻る 

 親の生き方は 親が親なら子も子(おやがおやならこもこ)  子供は 真似てしまうもの 

 親子の情は 生みの親より育ての親(うみのおやよりそだてのおや)  日々のふれあいによる 

 いつの世も 親の心子知らず(おやのこころこしらず) 親の思いは 子供の幸せを 

 親と子は 親馬鹿子馬鹿(おやばかこばか) 溺愛すれば 子は甘え 馬鹿をしでかす 

 生きている時 親の光は七光(おやのひかりはななひかり)  死んでしまえば 力無し

 乏は 家貧しくて孝子顕る(いえまずしくてこうしあらわる) 親子ともども 助け合う 

 前世、現世、来世 子は三界の首枷(こはさんがいのくびかせ) 親は子のため   

 父母の恩は山よりも高く海よりも深し(ふぼのおんはやまよりもたかくうみよりふかし) 何事も代え難し 

 平凡な両親が 鳶が鷹を生む(とびがたかをうむ)  優秀な子供が 生まれる

 外で働いて分かる 他人の飯を食わねば親の恩は知れぬ(たにんのめしをくわねばおやのおんはしれぬ) 

 子育ては 一姫二太郎(いちひめにたろう)  長女と 弟二人が 理想の数 

◎子を思う親は 子故に迷う親心(こゆえにまようおやごころ) 理性を無くしてしまう

 親が 結婚同意せず 一人娘と春の日は暮れそうで暮れぬ(ひとりむすめとはるのひはくれそうでくれぬ) 

 親の振りみて 子は育つ 蛙の子は蛙(かえるのこはかえる)  似てしまうは当然

 鳩の子は 鳩に三枝の礼あり(はとにさんしのれいあり) 親を敬い下枝に 止まる

 財産を 残すと怠け者 育つ  児孫のために美田を買わず(じそんのためにびでんをかわず) 

 子を持って  親の恩は子を持って知る(おやのおんはこをもってしる) 自分の子供で 初めて分かる
 
*子から親へ*     15

 説教する 親の十七子は知らぬ(おやのじゅうしちこはしらぬ)  親の若い時は 子供は解らず 

 世間に出せば 可愛い子には旅をさせよ(かわいいこにはたびをさせよ) 子供は 苦労が分かる 

 知ってるつもりの 子の心親知らず(このこころおやしらず) 子供の思い 親に解らす

 感謝を忘れて 犬馬の養い(けんばのやしない)  家畜のように 父母を養う

 子を見ること親に如かず(こをみることおやにしかず) 子は親が 良く理解しているはず 

 子供を持って はじめて 親の気持ちがわかる 子を持って知る親の恩(こをもってしるおやのおん) 

 父母からもらった 身体を大事にする  身体髪膚 これを父母に受く(しんたいはっぷこれをふぼにうく) 

 大事に育てられた 長男は 総領の甚六(そうりょうのじんろく) のんびり屋だ

 足らず余らず子三人(たらずあまらずこさんにん) 子供は三人くらいが丁度良いかも  

 娘を 可愛がるあまり 外に出さず  寵愛昴じて尼にする(ちょうあいこうじてあまにする)  

 子供が泣くは 元気な証 泣く子は育つ(なくこはそだつ) 大声の子は丈夫 

 よく遊ぶ子は 寝る子は育つ(ねるこはそだつ) よく眠り 健康で丈夫に育つ 

◎子供の成長は 這えば立て立て歩めば親心(はえばたてたてあゆめばおやごころ) 日々 楽しい

 カラスの子は 烏に反哺の考あり(からすにはんぽのこうあり) 老いた親に 餌を与える 

 子供だけなら 親はなくとも子は育つ(おやはなくともこはそだつ) 周りが支援 育ちゆく 

 修行をしても  考は百行の本(こうはひゃっこうのもと) 親孝行を 基本とすべし
 
W:B家庭・肉親     7

 妻子を持てば 兄弟は他人の始まり(きょうだいはたにんのはじまり) 家庭が一番 

 凄まじき 骨肉相食む(こつにくあいはむ)   肉親の恨み 辛みは 悲劇を生む

◎家庭では 子は鎹(こはかすがい) 子供が取りなす 夫婦の絆 

 家の中では 妻の言うに向こう山も動く(つまのいうにむこうやまもうごく) 妻の意が絶大

 まじめな者は 律儀者の子沢山(りちぎもののこだくさん) 夫婦円満の あかしなり

 小姑は わがまま放題  小姑一人は鬼千匹にむかう(こじゅうとひとりはおにせんびきにむかう) 

 意地悪で 秋茄子は嫁に食わすな(あきなすはよめにくわすな) 種が無いので 子が出来ぬと
 
W:C老い     14

 長生きれば  命長ければ恥多し(いのちながければはじおおし)  恥かき 苦も増えると

◎老いても  老いてますます壮なるべし (おいてますますさかんなるべし)  若さを保つ

 年寄りには  門松は冥土の旅の一里塚(かどまつはめいどのたびのいちりづか) 嬉しさ半分

 経験豊か 亀の甲より年のこう(かめのこうよりとしのこう) 年寄りは 尊重せねば

 年寄りが  年寄りの冷や水(としよりのひやみず) 無理をして やせ我慢を している事

 隠遁生活は 山中暦日なし(さんちゅうれきじつなし) 月日と関係がなくなる 

 年老いてしまったが  日暮れて道遠し(ひくれてみちとおし) 目標に 到達しない

 見捨てられた 古物は 老い木に花咲く(おいきにはなさく) 使い方では やくにたつ 

 年寄を  青柿が熟柿弔う(あおがきがじゅくしとむらう)  気の毒がるも 何時か自分も

 墓石に 石に布団は着せられず(いしにふとんはきせられず) 孝行しても 後の祭りだ

 孝行したいが 親は無い  樹しずかならんと欲すれども風止まず(きしずかならんとほっすれどもかぜやまず) 

 親のありがたみ 亡くして気づく  孝行したい時分に親はなし(こうこうしたいじぶんにおやはなし)  

 孝行したい時 子養わんと欲すれども親待たず(こやしなわんとほっすれどもおやまたず) 親はなく 

 親孝行 墓に布団は着せられず(はかにふとんはきせられず) 生きているうちに するものだ