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Y:個人の能力    28

Y:@学問   10

◎教わるだけでは 学びて思わざれば即ちくらし(まなびておもわざればすなわちくらし) 身には成らぬ

 人に教える事は 教うるは学ぶの半ば(おそうるはまなぶのなかば) 自分が学ぶ事

 知識を 得るには  学問に王道なし(がくもんにおうどうなし) 努力を 積み重ねること 

 回数読むより 十遍読むより一遍写せ(じっぺんよむよりいっぺんうつせ) 一回写すが 分かる

 年をとってから 六十の手習い(ろくじゅうのてならい) 習い事や 学問を始める

 教えてもらうは 身の為 聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥(きくはいっときのはじきかぬはいっしょうのはじ)   

 目下の者にも 教えられ 負うた子に教えられて浅瀬を渡る(おうたこにおしえられてあさせをわたる) 

 発明発見は  知恵は万代の宝(ちえはばんだいのたから)  時代を 超えて 引き継がれ

 なかなか  大声は里耳に入らず(たいせいはりじにはいらず) 高尚な理論は 理解されず

 正義が廃れ 大道廃れて仁義あり(だいどうすたれてじんぎあり)  道徳を 求める声  

 
Y:A才能       19

 良い素質も  玉磨かざれば光なし(たまみがかざればひかりなし) 磨いてこそ 光を出す

 能力が あっても 玉磨かざれば器を成さず(たまみがかざればうつわをなさず) 修行が 大事だ

 何事か 全体の中で  一日の長 (いちじつのちょう) 優れている 人を指す 

 平凡な 物の中に  鶏群の一鶴(けいぐんのいっかく) 優れた 一つが 混じっている

 光があれば  宝石も水晶も照らせば光る(ほうせきもすいしょうもてらせばひかる)  何処でも光る

 才能が ある人は 能ある鷹は爪を隠す(のうあるたかはつめをかくす) 日常は 見せない

 能力の ある者は  嚢中の錐(のうちゅうのきり) 何処にあっても 現れてくるものだ

 汚い場所に  掃溜めに鶴(はきだめにつる) 際だった 人物や 美しい人

 小さいが 山椒は小粒でもぴりりと辛い(さんしょうはこつぶでもぴりりとからい) 存在感がある

 詩や文を 七歩の才(しちほのさい) 容易く 作る 才能の豊かな 人をいう

 能力在る者は  才子才に倒れる(さいしさいにたおれる) 自分を 過信してしまう

 素早く 食べることは 早飯も芸の中(はやめしもげいのうち) 仕事に 熱中出来る

 欠点を 直すより  角を矯めて牛を殺す(つのをためてうしをころす) 持ち味生かせ

 愚かな者でも  愚者も一得(ぐしゃもいっとく) どこかに 一つは良い所 があるはず

 愚かな者の 考えにも  千慮の一得(せんりょのいっとく) たまには 正しいことが

◎地味で 目立たない 物でも 蕎麦の花も一盛り(そばのはなもひとさかり) 盛りはあるもの

 聞く気がない 人に 縁なき衆生は度し難し(えんなきしゅじょうはどしがたし) 教えること 出来ず

 才能や能力を 宝の持ち腐れ(たからのもちぐされ) 持っているのに 発揮されない

 字の上手い 人はいるが 手書きあれども文書きなし(てがきあれどもふみかきなし) 文章は下手

 人間は  天二物を与えず(てんにぶつをあたえず) いくつもの 長所や 才能はない

                                    :
Y:B無能       10

 図体は 大きくて 独活の大木(うどのたいぼく) 見掛けだけで 能力がない 

 大きな人は 大男総身に知恵が回りかね(おおおとこそうみにちえがまわりかね) 動きが鈍い

 力が無い者が ごまめの歯ぎしり(ごまめのはぎしり) 意味無く 騒ぎ 嘆いて 見せる

◎過去の 自慢話ばかりは 口自慢の仕事下手(くちじまんのしごとべた) 手が動かない

 力無く 軽率な事をすると  桂馬の高上がり(けいまのたかあがり) 失敗をする

 下手な 職人ほど  下手の道具調べ(したてのどうぐしらべ) 道具に 注文をつける

 生真面目すぎると  尾生の信(びせいのしん)  融通が利かずに 何も出来ない

 贅肉が 付いてしまえば  髀肉の嘆(ひにくのたん) 実力発揮の 機会無し

 騒ぎたてる者は 鳴く猫は鼠を捕らぬ(なくねこはねずみをとらぬ) 実力が 無いものだ

 人がやるのは 簡単に見え 鵜の真似をする烏水に溺れる(うのまねをするからすみずにおぼれる)

 いつの世も 雨後の筍(うごのたけのこ) うまくいったら まねする輩 うじゃうじゃと 

 
Z:その他      23

Z:@信心         5

 信じるは 鰯の頭も信心から(いわしのあたまもしんじんから) 価値が無くとも 価値有りと

 情けない 苦しいときの神頼み(くるしいときのかみだのみ) 困った時だけ 助けを求め

 正法に不思議なし(しょうほうにふしぎなし) 邪教では きせきばかりを 並べては ごまかす

◎自分が 信じる事は 我が仏尊し(わがほとけみことし) 他よりも 尊いもの

 阿弥陀も銭で光る(あみだもぜにでひかる) 金が無ければ 冥土に行けぬと  

 
Z:A趣味      4

 道楽は  無いが意見の総じまい(ないがいけんのそうじまい) 金が 無くなれば 終わりになる

 趣味や 道楽に 病膏肓に入る(やまいこうこうにいる) 病的なまでに のめり込む

◎風流では食えぬ 詩を作るより田を作れ(しをつくるよりたをつくれ) 実績のある仕事を

 遊びで覚えた ゴルフでも 芸は身を助ける(げいはみをたすける) 時には役に立つ
 
Z:B酒        8

 酒に 酔っても 酒飲み本性違わず(さけのみほんしょうたがわず) 人の本性は 変わらない

◎酒飲めば  酒は憂いの玉箒(さけはうれいのたまははき) 心配事を 掃きだすものだ

 お酒は 若い 女性の酌で 酒は燗肴は刺身酌はたぼ(さけはかんさかなはさしみしゃくはたぼ) 

 適量の酒は 酒は百薬の長(さけはひゃくやくのちょう) どんな薬より 良く効くと

 酒を 辛抱して 下戸の建てたる蔵もなし(げこのたてたるくらもなし) 金持ちに なるでなし

 酒に酔った 時ほど 生酔い本性違わず(なまよいほんしょうたがわず) 正体が 現れる

 あくせくと 暮らす 日々を忘れ 壺中の天(こちゅうのてん) 酒を飲み 楽しむ時

 酒は 今の憂いを 忘れさせ 忘憂の物(ぼうゆうのもの) 晴らしてくれるもの

 
Z:C自然         6

 枝伐りは 桜伐る馬鹿梅伐らぬ馬鹿(さくらきるばかうめきらぬばか) 梅は実り 桜腐る  

◎もやに霞んだ 景色に憧れて 煙霞のこしつ(えんかのこしつ) 旅行に行くこと 

 よその花を 折るのも  花盗人は風流のうち(はなぬすびとはふうりゅうのうち) 美しいから

 秋は 爽やかで 天高く馬肥ゆる秋(てんたかくうまこゆるあき) 実りが 多く豊かだ

 結果が 出るまでに  桃栗三年柿八年(ももくりさんねんかきはちねん) それなりの 月日が

 順序を違えず 木もと竹うら(きもとたけうら) 木は元 竹は先より 割りやすい