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B感情            301

B:T表現        121

T:@我慢(がまん)  6

 苦痛と 思うことは 人にせず 我が身を抓って人の痛さを知れ(わがみをつねってひとのいたさをしれ) 

 少しの間 茶腹も一時(ちゃばらもいっとき) しばらくの間 我慢が出来ること

 今に見てろと 鳴かず飛ばず(なかずとばず)  力を溜めて じっと我慢

 忍耐は ならぬ堪忍するが堪忍(ならぬかんにんするがかんにん)  限界を超え 耐えること

◎どんな悪口を 言われても 平気で 耐えられる 蛙の面に水(かえるのつらにみず) 

 内心は 欲しいのに 猫の魚辞退(ねこのうおじたい) 見せかけだけは 続かない

 
T:Aいましめ     9 

 慣れるな 初心忘べからず(しょしんわするべからず)  怠けや 自惚れが 謙虚を忘れる

 先入観があると 先入主となる(せんにゅうしゅとなる) その考えに 左右される

 全体を 守るため  泣いて馬謖を斬る(ないてばしょくをきる) 愛する者を 処罰する

 肉体は 死ねば 終わり 人は一代名は末代(ひとはいちだいなはまつだい) 名誉は続く

 目立ちすぎ 能力のある者は  出る杭は打たれる(でるくいはうたれる)  嫉妬を受ける

 負け惜しみ 残り物に福がある(のこりものにふくがある) 一番最後で 期待の薄さ

 楽になれば 喉元過ぎれば熱さを忘れる(のどもとすぎればあつさをわすれる) 苦労も すぐ忘れ

◎先人の失敗は 前車の覆るは後車の戒め(ぜんしゃのくつがえるはこうしゃのいましめ) 

 人の言動は  人こそ人の鏡(ひとこそひとのかがみ) 自分を直す 手本となる

 
T:Bうらみ       3

 死んだ後で 死屍に鞭打つ(ししにむちうつ) 非難したり 怨みや 悪口を言う事

◎おとしいれれば 人を呪わば穴二つ(ひとをのろわばあなふたつ) 自分に 返されるもの

 怨みごと 江戸の敵を長崎で討つ(えどのてきをながさきでうつ)  違う方法で やり返す

 
T:Cおびえ       6

 思い込むと 幽霊の正体見たり枯れ尾花(ゆうれいのしょうたいみたりかれおばな)  影にも脅える

◎やましい事が あれば 杯中の蛇影(はいちゅうのだえい) 何も無いのに 脅える事

 過ぎ去ったことに 影を畏れ跡を悪む(かげをおそれあとをにくむ) 囚われて 嘆いてばかり

 いつの世も 地震雷火事親父(じしんかみなりかじおやじ) 厄介ものは 同じもの 

 死んだ後も 死せる孔明生ける仲達を走らす(しせるこうめいいけるちゅうたつをはしらす) 惑わさる

 一度失敗すると 蛇に噛まれて朽ち縄に怖じる(へびにかまれてくちなわにおじる) 臆病になる

 
T:Dあきらめ  4

 やるだけの事をやったら 鯉の一跳ね(こいのひとはね)  潔く 諦めること     

◎物事を 途中で 止めるならば 断機の戒(だんきのいましめ)(め) 何にも成らぬ

 人の散り際は 花は桜木人は武士(はなはさくらぎひとはぶし)  いさぎよさが 必要だ

 力あるものに 長い物には巻かれよ(ながいものにはまかれよ) 逆らわないのが得策だ

 
T:E無反応      5

 余計な事を しなければ  触らぬ神に祟りなし(さわらぬかみにたたりなし) 災いは無い

 どんなに してやっても  糠に釘(ぬかにくぎ) 手応えが無く 反応が無いことを

 相手は 暖簾に腕押し(のれんにうでおし) 何の手応えも 反応もない状態

 都合が 悪ければ  見ざる聞かざる言わざる(みざるきかざるいわざる) かかわりを 持たないこと

 連絡すれど 返事なし 梨の礫(なしのつぶて) 何の 反応もない事

◎役に立たない 豆腐に鎹(とうふにかすがい)  効き目の 無いことを 行う 

 
T:F自惚れ(うぬぼれ)  9

 我が事だけは 田舎者の 国自慢(いなかもののくにじまん) 自慢たらたらと 得意顔   

 自分の社会だけで 大海知らぬ井の蛙ず(たいかい知らぬいのかわず) 他を知ろうとしない 

 我を押しつけては お山の大将俺一人(おやまのたいしょうおれひとり) 誰も相手にしない  

 得意な事は 泳ぎ上手は川で死(およぎじょうずはかわでし)ぬ  自惚れて 失敗をしでかす

 狭い見識では 管の穴から天を覗く(くだのあなからてんをのぞく) 全体は見えない 

 自分の得意とする事は 策士策に溺れる(さくしさくにおぼれる) 策で失敗する

 卑下することは 卑下も自慢の中(ひげもじまんのなか) 自分を 認めさせる 下心 

 自信があればあるほど 善く泳ぐ者は溺る(よくおよぐものはおぼる) 大失敗を起こす

◎自分を 棚に上げ 目糞鼻糞を笑う(めくそはなくそをわらう) 人の欠点を 笑う

 
T:G見栄     13

 気っぷのよさ 江戸っ子は宵越しの銭は使わぬ(えどっこはよいごしのぜにはつかわぬ) 金は蓄えないと 

 見栄張っていては 遠慮ひだるし伊達寒し(えんりょひだるしだてさむし) ひもじかったり 寒かったり

 見栄はりは それぞれ違うと 京の着倒れ大阪の食い倒れ(きょうのきだおれおおさかのくいだおれ) 

 いきだいなせと 粋が身を食う(すいがみをくう) 見栄を張っていると いつか身を滅ぼす

 貧乏であっても 武士は食わねど高楊枝(ぶしはくわねどたかようじ) 品位は 高く持つこと

 だけに 辺幅を修飾す(へんぷくをしゅうしょくす) 見栄を張り 中身が無い事を

 見かけが立派だけでは 山高きが故に貴からず(やまたかきがゆえにたっとからず) 値打ち無いと

 外見よりも内容と 花より団子(はなよりだんご) 風流よりも実質を 

 力が無い者が 虎の威を籍る狐(とらのいをかるきつね) 人の力で 空威張りを

 どんな人でも 馬子にも衣装(まごにもいしょう) 外見を 飾れば 立派に見え

 自分に 似合わない 物を持つと 持ったが病(もったがやまい) 悩みが 大きくなる

 真似や 見せかけだけでは 徒花に実は生らぬ(あだばなにみはならぬ)  世間では認めない

◎上手く世間を渡るには 世間は張り物(せけんははりもの) 外見は大切な事 

 
T:H噂(うわさ)      17

 評判はすぐに 人の噂も七十五日(ひとのうわさもしちじゅうごにち) 忘れられてしまう

 善しにつけ悪しにつけ  噂をすれば影(うわさをすればかげ) 気になる人は 直ぐ傍に

 悪い噂は 悪事千里を走る(あくじせんりをはしる) すごい早さで 広がってゆくと  

 噂とは 始めの囁き後のどよみ(はじめのささやきのちのどよみ) 後になるほど 育ち行く

◎噂や 風評は  人の口に戸は立てられぬ(ひとのくちにとはたてられぬ) 防ぐことが 出来ぬ

 名所と 言われる所は 名所に見所なし(めいしょにみどころなし) 実際は つまらない

 有名な物でも  名物に旨いものなし(めいぶつにうまいものなし) 旨い物は 少ない

 噂がたつのは  火のない所に煙は立たぬ(ひのないところにけむりはたたぬ) 根拠があるから

 中らずと雖も遠からず(あたらずといえどもとおからず)  世間の噂は 何か根拠がある

 力を 発揮していないのに  抜かぬ太刀の高名(ぬかぬたちのこうみょう) 評判が高い

 大衆の 天に口なし人を以て言わしむ(てんにくちなしひとをもっていわしむ) 世評こそ 天の意志

 嘘でも 繰り返し 言われると  曾参人を殺す(そうしんひとをころす) 信じてしまう

 罪を犯せば  後ろ指を指される(うしろゆびをさされる) 遠くの方で 妬み陰口

 本心をぼかし  奥歯に衣を着せる(おくばにきぬをきせる) 皮肉を言ったり 茶化して言う

 非や罪状を 暴いては  鼓を鳴らして攻む(つづみをならしてせむ) 敵を 攻撃する

 人人に 非難されて 千人の指さすところ病なくして死す(せんにんのゆびさすところやまいなくしてしす) 

 
T:Iおしゃべり      18

◎自分の思い 考えは  言葉は心の使い(ことばはこころのつかい) 自然と言葉に

 喋りすぎは 三寸の下に五尺の身を亡ぼす(さんずんのしたにごしゃくのみをほろぼす) 危険を招く

 注意せよ 舌は禍の根(したはわざわいのね) 言葉は 禍を招く 事がある

 知識がない 人ほど 知る者は言わず言う者は知らず(しるものはいわずいうものはしらず) しゃべりすぎ

 弁説が 川の流れのように  立て板に水(たていたにみず)  とどまる事がない  

 発言している事が 唐人の寝言(とうじんのねごと) 内容が 良く分から無い

 聞かれても 言わずに 問うに落ちず語るに落ちる(とうにおちずかたるにおちる) 自ら 暴露する

 同じ物でも 所変われば品変わる(ところかわればしなかわる)  場所により 呼び名が違う

 自分だけ 話して 話し上手の聞き下手(はなしじょうずのききべた) 人の話を 聞かない

 言い方が 悪いと 物も言いようで角が立つ(ものもいいようでかどがたつ) 相手の 感情を 害する

 黙っている 方が 雄弁は銀沈黙は金(ゆうべんはぎんちんもくはきん) 有効な 場合が

 短い言葉で 寸鉄人を殺す(すんてつひとをころす) 相手の 急所を突いていく

 不用意にでた  言語から 口は禍の門(くちはわざわいのもん) 不信感を 招く

 善し悪しは  病は口より入り禍は口より出ず(やまいはくちよりいりわざわいはくちよりいず)  全てが口

 人は話す 言葉は身の文(ことばはみのあや) 言葉で 品位人格が 表れる

 暴言をはけば 売り言葉に買い言葉(うりことばにかいことば) 暴言が 帰ってくるもの

 知っていることを 言わぬが花(いわぬがはな) 全て言うよりも 黙っている方がよい

 人の意見に 半畳を入れる(はんじょうをいれる) 非難したり 茶化したり 邪魔をする ****

 
T:J表情    5

 人の心は 目は口ほどに物を言う(めはくちほどにものをいう) 目を見れば 理解ができる

 真剣に 取り組む成らば  鵜の目鷹の目(うのめたかのめ) 目の色が 真剣になる

 心が 正しければ  目は心の鏡(めはこころのかがみ) 瞳は 澄んでいるものだ 

◎心配事が 解決  眉を伸ぶ(まゆをのぶ) しかめ面が 無くなり 穏やかに

 苦しい時も 笑う門には福来る(わらうかどにはふくきたる) 明るいならば 福が来る

 
 
T:K怒り   7

 こんちくしょう  怨み骨髄に入る(うらみこつずいにはいる) 骨の中まで 恨み辛みが

◎我慢の限度を超え 堪忍袋の緒が切れる(かんにんぶくろのおがきれる) 怒りが爆発

 人の嫌がる 発言をして 忌諱に触れる(ききにふれる) 機嫌を損なう

 逆らって 逆鱗に触れる(げきりんにふれる) 取り返しのつかない 怒りを買ってしまう

 激しい怒りは 怒髪冠を衝く(どはつかんをつく) 髪の毛が 逆立ってしまう程に  

 暴発するな 腹が立つなら親を思い出せ(はらがたつならおやをおもいだせ) 悲しむのは 親だ

 大変につらくて 悲しい 断腸の思い(だんちょうのおもい) 耐え難い 事に出会う 

 
T:L感激  2

 演技者は 役者に年なし(やくしゃにとしなし) どんな年齢の役でも 演じられる

◎感激して 五臓六腑にしみわたる(ごぞうろっぷにしみわたる) 身体の 隅々まで 感じる

 
T:M後悔       5

 未練たらたら 後ろ髪を引かれる(うしろがみをひかれる) 後悔だけで 思いは尽きず 

 成って しまってからでは 夜道に日は暮れぬ(よみちにひはくれぬ) あわててみても 仕方がなし

 どうにもならぬ 過去を 死んだ子の年を数える(しんだこのとしをかぞえる) くどくど 愚痴を言う

◎失敗した後で 屁を放って尻窄める(へをひってしりすぼめる) 用心しても 間に合わない

 一年前でも 反省あり  五十にして四十九の非を知る(ごじゅうにしてしじゅうくねんのひをしる) 

 
T:N自戒   4

 自ら 犯した 罪が原因で 身から出た錆(みからでたさび)  自分が 苦しむ

 人を陥れようとして 天に唾す(てんにつばきす) 自分に返ってくること

 身から 出たものは 爾に出ずるものは爾に反る(なんじにいずるものはなんじにかえる) 身に返る

 禁制の悪事を行い 肉食った報い(にくくったむくい) 当然の罪を受ける

◎自ら 犯した 罪が原因で 身から出た錆(みからでたさび)  自分が 苦しむ

 
T:O好き ・嫌い  8

◎苦い葉を 食べる虫もいる 蓼食う虫も好き好き(たでくうむしもすきずき)  人もそれぞれ

 好きな事は 好きこそ物の上手なれ(よきこそもののじょうずなれ) 続けられるし 熱中出来る

 上手くないが  下手の横好き(へたのよこずき) 大好きで 熱心に 行っている事

 興味があれば  門前の小僧習わぬ経を読む(もんぜんのこぞうならわぬきょうをよむ) 覚えてしまう

 目の前に 大好物を 猫に木天蓼(ねこにまたたび) 見せらて とびつくさま

 憎くなると  坊主憎けりゃ袈裟まで憎い(ぼうずにくけりゃけさまでにくい) 全てが許せなくなる

 嫌なことでは  蛇に見込まれた蛙(へびにみこまれたかえる) 身がすくみ 動きがとれない

 嫌なことは 螻蛄の水渡り(けらのみずわたり)  好きになれないで 長続きはしなし