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U:要因          155

U:@正しい・正直・   12

◎どんな良いことでも 薬も過ぎれば毒となる(くすりもすぎればどくとなる) 分をわきまえねば

 いつも 正直で あれば 正直の頭に神宿る(しょうじきのあたまにかみやどる)  神の加護が

 正直ならば  正直は一生の宝(しょうじきはいっしょうのたから) 信頼されて 満たされる

 人の全てを 照らし  天道様は見通し(てんとうさまはみとおし) 善悪を 見ている

 上が 正しければ  源清ければ流れ清し(みなもときよければながれきよし) 下も正しい 

 清廉潔白 すぎると 水清ければ魚棲まず(みずきよければうおすまず) 孤立してしまう

 真っ直ぐなだけでは  人と屏風は直ぐには立たぬ(ひととびょうぶはすぐにはたたぬ) 世間は通らない

 正義が 通らないと  無理が通れば道理引っ込む(むりがとおればどうりひっこむ) 不正はびこる

 悪法も  無理が通れば道理となる(むりがとおればどうりとなる) 出来てしまえば 正義

 人の誠意は  長者の万灯より貧者のの一灯(ちょうじゃのまんとうよりひんじゃののいっとう)  金では買え無い

 規則を守って 正直者が馬鹿を見る(しょうじきものがばかをみる) ずるい者達が 得をする

 罪を 犯した 者が  灰を飲み胃を洗う(はいをのみいをあらう)  改心して 善人に

 
U:A約束  6

 あてには出来ない 紺屋の明後日(こうやのみょうごにち) 天気次第で どうにも成らぬ 

◎約束をしたことは 然諾を重んず(ぜんだくをおもんず)  必ず守り おこなうこと    

 調子は良いが 問屋の只今(といやのただいま)  約束や 期日を 守らない事  

 待つのは 待つ身より待たたる身(まつみよりまたるるみ) 辛いが 待たせて 焦るも辛い

 約束は 男子の一言の鉄の如し(だんしのいちごんきんてつのごとし) 必ず 守らなければ 成らぬ

 約束したことは 武士に二言はない(ぶしににごんはない) 小さな 事も 実行する

 
U:B信頼  10

 法律は 運用の妙は一心に存す(うんようのみょうはいっしんにそんす)   心無ければ 生かされず 

◎互いに 意気投合して  肝胆相照らす(かんたんあいてらす) 心底交わること

 遠慮も 気兼ねも 要らず 気が置けない(きがおけない) 心から打ち明けても 安心だ

 お互いに 水魚の交わり(すいぎょのまじわり) 切っても 切れない 親密な間柄を

 相手に されたり されなかったりする 捨てる神あれば拾う神あり(すてるかみあればひろうかみあり)  

 生死を 共にする 刎頸の交わり(ふんけいのまじわり) 深くて 堅い 交わりを

 必要な時に  薬籠中の物(やくろうちゅうのもの) いつでも使える 人や物

 還暦で 古女房は 阿吽の呼吸(あうんのこきゅう)  小言の前に 事を成す

 もめ事の 後では  雨降って地固まる(あめふってじかたまる)  お互いに よく理解出来る

 説教する 時は  機に因りて法を説け(きによりてほうをとけ) 聞く耳を持つときに

 
U:C重要       4

 いつも 大事にしている 掌中の球(しょうちゅうのたま) 家族や 重要な物たち  

 何事も  立つ鳥跡を濁さず(たつとりあとをにごさず) 後始末や 引き際が肝心

◎子供と金 あっても苦労なくても苦労(あってもくろうなくてもくろう) いつの世も 無くてはならぬ 

 基盤が しっかりしていれば  古川に水絶えず(ふるかわにみずたえず) なかなか 涸れない

 
U:D悪い ・うそ       16

 真の悪は 捕まらない  皿嘗めた猫が科を負う(さらなめたねこがとがをおう) 小者ばかり

 悪と 知りながら 湿を悪んで下きに居る(しつをにくんでひくきにおる) やり続けていること

 不正な事は 天知る地知る我知る人知る(てんしるちしるわれしるひとしる) いずれは 露見する

 悪い奴を 押さえるに 毒を以て毒を制す(どくをもってどくをせいす) 同類を もってする

 嫌がられる 者ほど  憎まれっ子世に憚る(にくまれっこよにはばかる) 大手を 振って歩く

 よく似た文字は 誤りやすい  魯魚の誤り(ろぎょのあやまり) 真の姿をみろと

 知っていても とぼける  過ちを改めざるこれを過ちという(あやまちをあらためざるこれをあやまちという) 

 いつでも  石が流れて木の葉が沈む(いしがながれてこのはがしずむ) 道理が通らぬ 事多く 

 誰にも 分からないよう  腹に一物(はらにいちもつ) 悪企みを 考えている

 うそを つき始めると 嘘つきは泥棒の始まり(うそつきはどろぼうのはじまり) 泥棒まで 

 目的を 成す為ならば  嘘も方便(うそもほうべん) 少しくらいは 許される 

 甘い言葉で誘い  口に蜜あり腹に剣あり(くちにみつありはらにけんあり) 心は違う

◎隠そうとすれば  隠すより現る(かくすよりあらわる)  なをつじつまが あわなくなる

 心に思えば 隠れたるより見るるはなし(かくれたるよりあらわるるはなし)  顔に現れる

 目的を隠し 盗人の昼寝(ぬすびとのひるね)  解らないように 振る舞う事を

 無理矢理  鷺を烏といいくるめる(さぎをからすといいくるめる) 白い物を 黒と言い張る

 本物を 見せては  玉をてらいて石を売る(たまをてらいていしをうる) 偽物を売りつける

 
U:E疑い  10

 毎日残業続き 深夜の帰宅 痛くもない腹を探られ(いたくもないはらをさぐられ)  

 心が貧しければ  下種の勘繰り(げすのかんぐり) 気を回して 邪推してしまう

◎余裕が無いと  下種の逆恨み(げすのさかうらみ) 忠告さえも 悪口に聞こえる

 大きな 疑いは  大疑は大悟の基(たいぎはたいごのもとい) 人を大きく 育てる

 探しもしないで 人を疑うな 七度尋ねて人を疑え(ななたびたずねてひとをうたがえ) 

 信用出来ない 眉に唾を付ける(まゆにつばをつける) 疑わしいものに 用心を

 人に疑われるような 李下の冠瓜田の履(りかのかんむりかでんのくつ) しない事だ

 些細な ことでもあっても 一事が万事(いちじがばんじ)  全体が そのように見られる 

 一番先に 騒ぎ出す 人が 屁と火事は元から騒ぐ(へとかじはもとからさわぐ) 怪しい

 賢い人は 李下に冠を正さず(りかにかんむりをたださず) 疑われる事は しない

 
U:F失望     6

 欲しくても 届かぬは  花は折りたし梢は高し(はなはおりたしこずえはたかし) どうにもならぬ

 欲しくて 欲しくて 喉から手が出る(のどからてがでる) 手が届きそうで どうにも成らぬ

 自分の 意志を持たず  洞ヶ峠(ほらがとうげ) 有利な方に 付こうと 日和見

◎息子が 先立ち  暗夜に灯火失う(あんやにともしびうしなう)  希望の 光が消える

 砂上の楼閣(さじょうのろうかく) 出来上がりが 良くても 基礎が無いと 壊れてしまう

 人を信用するな  人を見たら泥棒と思え(ひとをみたらどろぼうとおもえ) 間違いの元

 時たま 使う物は 傘と提灯は戻らぬ(かさとちょうちんはもどらぬ) 忘れられてしまう

 
U:G用心・注意   21

 事件の真相を 知らないで  知らぬが仏(しらぬがほとけ) のんきに構えている

◎最後まで気を抜くな 百里を行く者は九十里を半ばとす(ひゃくりをいくものはきゅうじゅうりをなかばとす)   

 気がなければ 心ここに在らざれば視れども見えず(こころここにあらざればみれどもみえず) 何も見えない

 油断するな 生き馬の目を抜く(いきうまのめをぬく)輩(やから) 抜け目のない 者達はいる 

 間違いは 濡れぬ先こそ露をも厭え(ぬれぬさきこそつゆをもいとえ) 一度起こせば すぐにまた  

 計画するときは  大事の前の小事(だいじのまえのしょうじ) 小さな事も 注意する

 慎重に  石橋を叩いて渡る(いしばしをたたいてわたる)  対応すれば 後悔しない

 人の 繋がりは 躓く石も縁の端(つまずくいしもえんのはし) 些細な 事も 大切に

 先回りを し過ぎては  暮れぬ先の提灯(くれぬさきのちょうちん) かえって 間が抜ける

 うまくいっている時ほど 勝って兜の緒を締めよ(かってかぶとのおをしめよ) 用心が必要だ

 地味な努力が  百日の説法屁一つ(ひゃくにちのせっぽうへひとつ) 僅かなことで 失敗する

 秘密の事は  壁に耳あり障子に目あり(かべにみみありしょうじにめあり) 用心を 第一に 

 些細な 事から 一葉落ちて天下の秋を知る(いちようおちててんかのあきをしる) 時を読みとる

 人の気持ちを読み 事をおこなう 声なきに聴き形なきに視る(こえなきにききかたちなきにみる) 

 物事を成すには 転ばぬ先の杖(ころばぬさきのつえ) 前もって 用心が必要

 難題は  瀬を踏んで淵を知る(せをふんでふちをしる) 回りを調べて 核心に迫る

 事を行うには  念には念を入れよ(ねんにはねんをはいれよ) 注意を充分にする 

 何もない 時から 良いうちから養生(よいうちからようじょう) もしもの時の 備えをする

 優しい事が 失敗する 山に躓かずして蟻塚に躓く(やまにつまずかずしてありづかにつまずく) 

 自分が 見えないければ 敵からも見えないと 目をおおうて雀を捕らう(めをおおてすずめとらう) 

 気をつけねば  二度あることは三度ある(にどあることはさんどある) 悪いことは 度々起こる

 
U:H難問   5

 自分の傍に いつもいる 目の上の瘤(めのうえのこぶ) 目障りで 邪魔な存在

 次から次ぎ  虎口を逃れて竜穴に入る(ここうをのがれてりゅうけつにいる) 難門が現れる

 逆境は 艱難汝を玉にす(かんなんなんじをたまにす) 人を賢く 立派に育てる

 次から 次へと  前門の虎後門の狼(ぜんもんのとらこうもんのおおかみ)  難題がある

◎得意でない分野で  陸に上がった河童(りくにあがったかっぱ) あくせくして 途方に暮れる

 
U:I忠告     9

 忠告は 御意見五両堪忍十両(ごいけんごりょうかんにんじゅうりょう) 我慢するが 力量だ 

 薬や 治療のように 薬石の言(やくせきのげん) 為になる 言葉や 忠告

 真の忠告は  忠言耳に逆らう(ちゅうげんみみにさからう) 素直に 聞き入れにくい

 忠告や意見は  良薬は口に苦し(りょうやくはくちににがし) 謙虚になって 聞くことだ

 上手くいきそうだと  好事魔多し(こうじまおおし) 安心していると 邪魔が入る

 良いことには  月と叢雲花に風(つきとむらくもはなにかぜ) 邪魔が入りやすく ままにならぬ

 一度の幸運は 柳の下にいつも泥鰌はいない(やなぎのしたにいつもどじょうはいない) 二度とはない

◎素晴らしいことは 花に嵐 月にむら雲(はなにあらしつきにむらくも) すぐにも消え去ってゆく

 何事も 木に縁りて魚を求む(きによりてさかなをもとむ) 目的違えば 得られない

 
U:J比較   12

 天空と 地上ほどに  しょう壌の差(しょうじょうのさ) 非常に 大きな差が ある事

 能力が同等を  伯仲の間(はくちゅうのかん) どちらが上か 判定つかず

◎比較する物があれば 下手があるので上手が知れる(したてがあるのでじょうずがしれる) 分かるのだ 

 外見が 似ていても  提灯に釣鐘(ちょうちんにつりがね) まるで比較に ならないもの

 あまりに 違いすぎて  瓢箪に釣鐘(ひょうたんにつりがね) 比べ物に ならないこと

 形が似てるも  杓子は耳掻きの代わりにならず(しゃくしはみみかきのかわりにならず) 代わりにならず

 同じ丸い物も  月と鼈(つきとすっぽん) 比較に ならないほど 差があること

 何にもならない 事を 考える 隣の家の宝を数える(となりのいえのたからをかぞえる) 

 人の物は 隣の花は赤い(となりのはなはあかい) 何でも 良く見えて 羨ましい

 敵か 見方か 闇夜に烏雪に鷺(やみよにからすゆきにさぎ) 態度が解らない

 の立場 痛し痒し(いたしかゆし) 嫁姑 彼方立てれば 此方が立たぬ  

 嫁姑 彼方を立てれば此方が立たぬ(かなたをたてればこちらがたたぬ)  夫の役は 難しい 

 
U:I主張    3

 人の 上下に 関わらず  人を以て言を廃せず(ひとをもってげんをはいせず) 思うことを 言う

 選挙前 出来ぬ公約 公言しては 後は野となれ山となれ(あとはのとなれやまとなれ)

◎人と 調和しながらも 和して同ぜず(わしてどうぜず) 信念を 曲げることがない

 
U:J希望      8

 希望は高く 一富士二鷹三茄子 (いちふじにたかさんなす) 鷹でつかんでは ナスことだ

 富士の山ほど願って蟻塚ほど叶う(ふじのやまほどねがってありづかほどかなう) 簡単には 行かないのだ

 大きな望みも 棒ほど願って針ほど叶う(ぼうほどねがってはりほどかなう) 実現は僅かだ

 身分が 低くても 匹夫も志を奪うべからず(ひっぷもこころざしをうばうべからず) 志は奪えない

◎ 若者が 青雲の志(せいうんのこころざし)  出世・成功の 大望をいだく

 天と地の 広々とした 精気を育てる 浩然の気を養う(こうぜんのきをやしなう) 

 世俗を 超えた 凌雲の志(りょううんのこころざし) 気高い 志を持つ人 

 実際やれば 思い半ばに過ぐ(おもいなかばにすぐ) 半分程度しか 出来ないものだ

 
U:K覚悟     4

 捨て身になれば 身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ(みをすててこそうかぶせもあれ) 活路が 開いてくる

 自らの退路を 無くして 背水の陣(はいすいのじん) 決死の 覚悟で 行う

◎何をする時にも 毒を食らわば皿まで(どくをくらわばさらまで) 徹底すれば 出来るもの

 覚悟の堅さ 水火を辞せず(すいかをじせず) あらゆる 苦難をも 乗り越えて行く

 
U:L欲張り   14

 成功を していないのに 飛ぶ鳥の献立(とぶとりのこんだて) 次の計画をする

 欲というものは  煩悩の犬は追えども去らず(ぼんのうのいぬはおえどもさらず) 消し 去れないもの

 欲張って 虻蜂取らず(あぶはちとらず) 多くことを 一緒に追えば 何も得られず

 大欲は無欲に似たり(たいよくはむよくににたり) 大欲の者は 目先の 欲は見せない

 ケチな人は  しわん坊の柿の種(しわんぼうのかきのたね) 柿の種まで 捨てずに 貯める

 食べたくて  垂涎の的(すいぜんのまと) よだれが出るように どうしても 欲しい物

 あり得ない 事を求めては  水中に火を求む(すいちゅうにひをもとむ) 無い物 ねだりを

 次々に 千石取れば万石羨む(せんごくとればまんごくうらやむ) 人の欲は 果てしなく

 欲張りすぎて  欲の熊鷹股裂くる(よくのくまたかまたさくる) ひどい目に 遭う事もある 

 れば たら で夢見て過ごす 人生は 捕らぬ狸の皮算用(とらぬたぬきのかわざんよう)

◎最低限は 千畳敷に寝ても畳一枚(せんじょうじきにねてもたたみいちまい) 僅かなものだ

 人の欲とは  思う事一つ叶えばまた一つ(おもうことひとつかなえばまたひとつ) 無限に続く

 結果が 出ないのに 捕らぬ狸の皮算用(とらぬたぬきのかわざんよう) 成果を 期待する

 人数と 物入れは  人と入れ物は有り次第(ひとといれものはありしだい) いつでも不足 

U:M無欲    5

◎無心で 行うなら  酔いどれ怪我せず(よいどれけがせず) 案外 怪我は少ない

 無念 無想で 心頭を滅却すれば火もまた涼し(しんとうをめっきゃくすればひもまたすずし) 苦痛は無し

 裏方として  縁の下の力持ち(えんのしたのちからもち)   華やかな 世界を 支える

 誰もが 寝てる間は  寝た間は仏(ねたまはほとけ) 無心で 純粋なものだ

 死の間際には 人の将に死なんとするその言や善し(ひとのまさにしなんとするそのげんやよし) 正直だ

 
U:N突然  意外  10

 突然の出来事で  寝耳に水(ねみみにみず) 驚きのあまり 慌てふためく

 突然に 藪から棒(やぶからぼう) 予想も 出来ない事が 起こってくること 

 あり得ない 事が  山の芋鰻になる(やまのいもうなぎになる) 突然起こって しまう事

◎突然に 青天の霹靂(せいてんのへきれき) 思いも寄らぬ 事態が 起こってくるを

 人の世は 有為転変は世の習い(ういてんぺんはよのならい) 移り変わりは 必ず起きる 

 相手の 出方次第で  猫にもなれば虎にもなる(ねこにもなればとらにもなる) 対応ちがう

 長引けば  事が延びれば尾鰭が付く(ことがのびればおひれがつく) 物事は厄介 になるもの

 いつまでも 転がる石には苔が生えぬ(ころがるいしにはこけがはえぬ)  落ち着かねば安定無し 

 意外な事に 盗人を捕らえてみれば我が子なり(ぬすびとをとらえてみればわがこなり) 途方に暮れる

 出まかせのことが  嘘から出たまこ(うそからでたまこと)と   偶然にも 真実となる 

 思いもよらない事が  瓢箪から駒が出る(ひょうたんからこまがでる) 実際に 起きる事

 寺から 檀家に 贈り物  寺から里へ(てらからさとへ) 物事が ひっくり変える